ブリの基本と食べ方
味評価 | ★★★★★★★☆☆☆
【 ★7 】 スーパーには通年並んでいるが美味しいのはやっぱり旬の時期。養殖は季節に左右されない。 |
旬 | 冬
産卵前はそこまで脂はおちない |
ブリの基本 | 全長120cmほどになる。安価~やや高価。
出世魚として有名なブリだが地域で呼び方が変わる。また養殖のブリではサイズに関係なくハマチと呼ばれることも。 【関東】ワカシ → イナダ → ワラサ → ブリ 【関西】ワカナ → ツバス → ハマチ → メジロ → ブリ 100円寿司で常に人気上位に入るハマチはほぼ全て養殖のブリである。天然ではあり得ないほど脂が乗り、これが若者には好まれる。広告などでは「今が旬の寒ブリ!」などと言うが養殖ブリでは旬はさほど意味はない。ブリは養殖の方が高価で天然モノの3倍ほどの値段で流通している。 養殖のブリでは稀だが、天然ブリにはブリ糸条虫という寄生虫がけっこうな確率で寄生していて寄生部位に穴をあけてしまう。人が食べても無害ではあるが大きくなる寄生虫であることからトラウマになる人もいるようだ。
|
身以外の食味
※加熱 |
【皮】 ふつう 【肝臓】 いまいち 【浮袋】 【胃】 おいしい 【心臓】おいしい 【腸】 【幽門垂】 【卵巣】 おいしい 【精巣】 ふつう |
寄生虫 | アニサキス、ブリ糸条虫
|
ブリ料理
ブリの刺身・寿司
養殖のブリの脂ノリノリ感もわるくないが、天然の方が風味がよく、後味もすっきりしていて食べやすい。ブリ独特のくせは血合いに多いので血合いを取り除いて食べるものいい。ワカシ、イナダくらいのサイズよりも80cmくらいのブリのほうが味わいは濃い。
ブリの漬け丼
漬けにする場合は背側を使い、血合いも取り除いてしまう方がクセがなく美味しい。刻みメカブはただのトッピングだ。
ブリのあら煮
大根を加えてブリ大根にしてもいい。頭の可食部も多く、目玉もトロリとジューシー。鮮度が良ければ心臓、胃、卵も一緒に煮付けてしまう。
コメント