アメリカナマズ(チャネルキャットフィッシュ)の基本と食べ方
味評価 | ★★★★★☆☆☆☆☆
【 ★5 】 食感と味わいは日本のナマズとほとんど変わらないが、日本のナマズよりも臭みがないという点では勝ると言えそうだ。 |
旬 | 春、秋
秋頃になると脂がのる |
アメリカナマズの基本 | 全長100cmを超える。売っていない ~ 安価。
元々は食用魚として養殖のために輸入された。原産国はアメリカ。 現在ではブラックバス同様に特定外来生物に指定されている。 胸ビレと背ビレに鋭い返しの付いた棘があり非常に危険。毒はないものの刺されれば大変だ。
腹骨は皮の下の方まで入り込んでいて、ふつうの魚のように薄くすくのは難しい。ざっくり切り離し、腹骨の部分は煮付けたりする。また血合い骨はないので、腹骨さえ取り除けばボーンレスフィレになる。 個体によっては身が黄色みがかっていたりする。 皮、血合いに臭いがある。苦手なら取り除いた方が食べやすい。
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身以外の食味
※加熱 |
【皮】 まずい 【肝臓】 まずい 【浮袋】 おいしい 【胃】 【心臓】 ふつう 【腸】 【幽門垂】 【卵巣】 【精巣】 |
寄生虫 | 未確認
有棘顎口虫、剛棘顎口虫、日本顎口虫、吸虫類など危険な寄生虫を含む可能性が有る。必ず加熱し、まな板、包丁等の二次汚染にも注意!! |
アメリカナマズ料理
アメリカナマズの天ぷら
身はやわらくふっくらしているので狐色にカリッと香ばしく揚げると美味しい。コツはあまり厚く切らないこと。塩とレモンで頂く。
アメリカナマズの蒲焼
「ウナギのかば焼き感」をほんの一瞬だけ感じることができるが全くウナギには及ばない。皮ごと焼くせいもあり、どうしても臭みが出てしまう。養殖されたアメリカナマズなら違うかもしれない。
アメリカナマズのアラ煮
これも皮ごと使うので泥臭さがでる。10分ほど茹でて一度臭いお湯を捨て、再度煮込むことで若干ましにはなる。頭部にはほとんど身はないが、カマには肉が付いていてうま味があり美味しい。三枚おろしにした際に出たあばら骨、浮袋もうまい。 肝はまずい。
フライドアメリカナマズ
現地で一番食べられている揚げナマズ。普通に美味しいものの衣が厚い分、天ぷらに比べると臭みは残る。
アメリカナマズの中華風から揚げ
やっぱりアメリカナマズは揚げ物がいい。臭みが気にならない。スパイシーな味付けとフワプリの身がマッチする。
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