ニゴイの基本と食べ方
味評価 | ★★★★☆☆☆☆☆☆
【 ★4 】 特徴的な味わいは持たないがクセも臭みもほとんどないあっさり白身。Y字の骨は非常に多く、骨切なしでは食べられない。 |
旬 | 秋ー冬
普通の鯉と同じ |
ニゴイの基本 | 全長70cmほどになる。売っていない~安価。
日本固有種。 「似鯉」と漢字で書くように、鯉に似ている。一対のヒゲがあり、口も下方に伸びる。一方で、コイほど低酸素に強くない。コイは陸にあげてもしばらく生きていられるが、ニゴイはあっけなく死んでしまう。生かして持ち帰りたいならエアレーションは必須。 雑食性だが大きくなるにつれて魚食性が強まるためルアーで釣れることも多い。 食用魚として一部の地域で利用されているが、骨が非常に多いためハモのように骨切をする必要がある。骨は尻尾の方に近づくほど多くなるので尻尾の方だけは捨てるのも一つ。 骨切をしないで煮つけた写真(上)で分かるようにY字の骨が無数に身に入っている。
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身以外の食味
※加熱 |
【皮】 固め 【肝臓】 【浮袋】ふつう 【胃】 【心臓】 【腸】 【幽門垂】 【卵巣】 【精巣】 |
寄生虫 | 有棘顎口虫、剛棘顎口虫、日本顎口虫、吸虫類など危険な寄生虫を含む可能性が有る。必ず加熱し、まな板、包丁等の二次汚染にも注意!! |
ニゴイ料理
ニゴイのから揚げ
三枚におろした後、骨切をして小口に切って揚げる。ニゴイは比較的臭いのしない魚なので皮付のままでも臭くない。ふわっとした身は揚げ物に合う。
ニゴイの煮つけ
あえて骨切なしで煮付けてみた。予想通り非常に食べづらく、Y字の骨は刺さったら取れにくそうでもはや危険と言っていい。圧力鍋で骨まで柔らかく煮れば大丈夫かもしれないが、基本的にはニゴイには骨切は必須なのであろう。
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