マトウダイの基本と食べ方
味評価 | ★★★★★★★★★☆
【 ★9 】 生では上品でモチモチとした食感であり、肝が極上に美味しい。焼いても固く締まらずしっとり仕上がる。アラからも良いダシが出る。現状★10に最も近い魚と言っていいだろう。 |
旬 | 秋ー冬
6月の個体は抱卵していた。地域差はあるが、夏に産卵か。肝目当てなら旬に。 |
マトウダイの基本 | 全長50cmほどになる。安価~やや高価。
色見もフォルムもブサイクだが、西洋料理では好まれポピュラーな魚。
旬のマトウダイの肝は大きく、非常にコッテリしていてこれが美味い。 さっとお湯にくぐらせ、よく叩き、醤油とよく混ぜ合わせれば極上の肝醤油が出来上がる。 またマトウダイは独特で、3つに身が別れる。そして血合い骨がない。 なので腹骨を取り除くだけでよい。
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身以外の食味
※加熱 |
【皮】 【肝臓】 とても美味しい 【浮袋】美味しい 【胃】 美味しい 【心臓】ふつう 【腸】 【幽門垂】 【卵巣】 ふつう 【精巣】 |
寄生虫 | 未確認
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マトウダイ料理
マトウダイの刺身・寿司
むっちりモチモチとしたこの食感がとても良い。フグに近いような食感と言ったらいいか、これが最高なのだ。
そのままでも十分美味しいが、鮮度が良く肝が大きければ肝醤油で食べると一層美味しい。
マトウダイのあら汁・潮汁
身も肝も上等な上に、ダシもこれまた美味い。頭にはほとんど身はなく食べる部分はないが、浮袋と胃袋を入れ煮る。浮袋はとろとろで、胃袋はまるで豚の白モツの食感。肝の鮮度がいま一つであれば汁に加えるとよい。
マトウダイのソテー
焼いてもふっくらジューシーな仕上がりになる。バターなどオイルとの相性もよい。さらに血合い骨がないのでとても食べ易い。なんとよくできた魚だろう。
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