メダイの基本と食べ方
味評価 | ★★★★★★☆☆☆☆
【 ★6 】 水っぽいわけではないが、そんな感じの独特な身質。クセは皆無。生よりは昆布締めや、漬け、加熱料理が合う印象。 |
旬 | 秋
産卵期は冬~春 旬にだけ脂が乗るのか |
メダイの基本 | 全長100cmほどになる。価格は並~やや高価。
特徴はその名前の通り、前方に寄った大きな目、そして体表の強い粘液。 可食部が多く、身離れもいい。目玉、皮も食べることができ、魚として非常に歩留まりがよい。 骨や頭などは柔らかく、頭を煮ると、大きな目玉のせいで汁にトロミがつくほど。目の回りの皮は分厚くプルプルしている。 触ると判るが、生の身は身質が独特でプルプルしている。 血合いは濃い赤色。
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身以外の食味
※加熱 |
【皮】 全くクセがない。頭の皮が厚い。 【肝臓】あまりおいしくない 【浮袋】 【胃】 小さいが普通。胃につながる喉が特殊な構造で食べられそうにない 【心臓】 【腸】 【幽門垂】 【卵巣】 【精巣】 |
寄生虫 | 未確認
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メダイ料理
メダイの刺身・寿司
独特な食感の身質で、味という味はあまりない白身。昆布締めに利用される気が判る。
メダイの昆布締め
変わった食感のメダイも、昆布締めにするといたって普通になる。身にクセがない分、昆布の香りにキレが出る。少量の岩塩とワサビだけで十分に美味しい。
メダイの漬け
昆布締めのように、水分を抜き、味を入れる訳だが、こちらのほうがピッタリはまったように感じた。味のなじみが良く、ごはんにとてもよく合う。
メダイのフライ
加熱しても硬くならずに、揚げると外はサク、中はフワの理想的なフライになる。皮はそのままにしても硬くなく、クセもない。魚の味が薄いのでソースでは完全に負けてしまう、塩レモンなどがいい。
メダイのあら汁
頭ごと煮ると、目玉のたんぱく質で、汁にトロミが付く。少し煮詰めてから水を加えることで解消された。ダシの味はとても良く、メダイのみで十分。カマ、頭の肉、目玉、どれも美味しい。
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