スルメイカ 【鯣烏賊】
味評価 | ★★★★★★★☆☆☆ 【 ★7 】
刺身、天ぷら、煮つけなどなんでも使えてコスパもよい。刺身はイカソーメンにした方が甘味とうまみを感じる。短時間の加熱では身は硬くしまる。 |
旬 | 通年 産卵期が地域により夏、秋、冬と3シーズンに分かれるため
関東では、夏は安く小ぶりで、冬は型が良く肝も大きい傾向
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スルメイカの基本 | 胴体(外套膜)の長さは30cmほどになる。
ヤリイカやケンサキイカの塩辛でも肝はスルメイカのものが使われる。一方で、乾物の「スルメ」は必ずしもスルメイカが使われるわけでなく、ヤリイカやケンサキイカも「スルメ」になる。
寒くなると大きなサイズで肝入りが良いのが出回る。このぐらいのぎっしりして色の良い肝であれば臭みが少なく最高だ。
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身以外の食味
(※基本加熱調理) |
【皮】 -
【肝臓】- 濃厚だがクセはある 【浮袋】- 【胃】 - 【心臓】- 【腸】 - 【幽門垂】- 【卵巣】 - もちもちしていて濃い味 【精巣】 - 【エラ】 - 舌ざわりがよくないが味は濃い |
寄生虫 | アニサキス、ニベリニア |
スルメイカ料理
スルメイカの寿司・刺身
程よい食感で甘味があってうまい。
縦に切ると繊維を切ることができるので、噛み切りやすく口に入れてすぐ甘味を感じる。
アニサキスが身に入っていることは多くないが、皮を引いた後、照明にかざせばすぐ分かる。
スルメイカの湯霜造り
さっと湯にくぐらせ冷水に落とし中はレアに仕上げる。大きくカットして生で食べたいときはこうすると楽に噛み切れ歯ざわりも良い。表面には火が入っているのでイカの香りがまた違って美味い。
スルメイカの肝焼き
秋冬の肝が大きくなったスルメイカなら一層美味い。通常は味の薄い部分のゲソとエンペラを使うことが多いが身の部分も入れば最高。後程これはレシピを掲載する。
スルメイカの天ぷら
皮を取り、さらに両面に十字に切れ込みを入れておくとハネ防止になり、食べた時に噛み切り易くなる。揚げると身は硬くなる。天ぷらに向いているかは正直微妙である。
スルメイカのエンペラの一夜干し
エンペラは通常、ゲソと一緒に使われるがエンペラだけで美味しく食べられる方法を摸索している。軽く塩を振って、ラップをせずに冷蔵庫で一晩乾燥させたもの。トースターで焼いて、そのままか、七味マヨネーズで食べる。身の部分より風味は豊でおいしいと思う。
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