ハマダイ(オナガ)の基本と食べ方【料理】
味評価 | ★★★★★★★☆☆☆ 【 ★7 】
5kgを超える大型の方が味が良く、よく出回る1.5kgほどのサイズだと味はそうでもない。絹ごし豆腐のようにツルリとした身質がすごい。 |
旬 | 春 4-5月 産卵期は夏
産卵期の夏のものでも痩せてはいないが、脂はほとんどなかった。 |
ハマダイの基本 | 全長100cmほど。水深200メートルより深い場所に生息する深海魚である。
沖縄では3大高級魚の一つ、「アカマチ」となっている。関東でも非常に高価で私にはなかなか手が出せない。 背は鮮やかに赤く、腹はシルバーに輝き、長い尾びれがヒラリとしてかなり美形な魚である。ハチジョウアカムツに似ているが、こちらは顔がいかつく、尾ヒレは伸びない。 腹側はマダイにそっくりである。
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身以外の食味 (※基本加熱調理) |
【皮】 - やわらかめ 【肝臓】- 【浮袋】- 【胃】 - 【心臓】- 【腸】 - 【幽門垂】- 【卵巣】 - 【精巣】 - |
寄生虫 | 未確認 |
ハマダイ料理
ハマダイの寿司・刺身
夏の1.6kg の個体では皮下にも身にも脂は入っていなかったが、美しい見た目と、くせのないツルリとした舌ざわりと食感も実に良い。脂が差していればパーフェクトだろう。皮が赤く綺麗で硬くないので、背は湯霜造りにしてもよい。
ハマダイのカルパッチョ
ツルリとした舌ざわりで野菜との相性が良い。繊維を感じるスズキやヒラメよりもマッチしているのではないか。脂ののっていない小さい個体などはドレッシングとの相性もよく、カルパッチョに向いている。
ハマダイの天ぷら・串揚げ
串に刺す必要はない。高級魚なのでむりに手を加えてしまっただけだ。揚げるとやや身はパサつき、生のツルリとしたはどこへやら。味はそこそこ。
ハマダイのあら汁・潮汁
強いダシはでないので、単体ではうま味に欠けるようだ。昆布だしと合わせて、さらに多少の身も加えて丁度良い。くさみはなく上品な仕上がり。
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