サンマの内臓にいる寄生虫はオレンジ色のラジノリンクス
サンマの塩焼きを食べていて、オレンジ色の虫を見つけた事があるだろうか?
私の初対面の時は「サンマが食べた餌なのだろうな」と、思っていたが
実はこれ、、寄生虫 である。
その名は、ラジノリンクス!!!!!
きもーい、なにこれー、虫ぃ!?
イモムシ⁈ なに虫?!
ラジノリンクスだ
ラジノリンクスとは
鉤頭虫類(コウトウチュウ類)
全長10mm ~ 20mm 程度
サンマ・アジ・カツオ・サバなどの腸管内に寄生している。エビのように加熱されてオレンジ色になるの訳ではなく、最初から鮮やかなオレンジ色である。
生きたまま食べたとしても人に寄生することはなく食べても無害。
筋肉に寄生することはないので内臓を取り除いて調理すれば食卓にのぼることはなく、食事中に会いたくない or 人には出せない ということであれば事前に取ってしまおう。
発見しました
お刺身用に身を取った後、サンマの内臓を確認してみた。
包丁で腸をしごいてみると・・・
胃の内容物はドロドロで何かは解らなかったが、何やらオレンジ色の線が残った・・
これは、、、?
あ! 見覚えがある あいつだ!
包丁でしごいても腸壁にくっついて出てこないので、カットしてみる
すると、、、
ジャーン!!!
3匹もでてきた。大・中・小
オレンジ色がとても鮮やかだ。こんなにも綺麗な寄生虫は他にいるだろうか?
サンマの内臓を食べるとき
秋の生サンマの内臓はほろ苦く脂ものって味わい深いものではあるものの、
サンマの胃の内容物にはウロコがあったり(※漁獲時に網の中で剥がれたウロコを飲んでしまう)、ラジノリンクスのセットだったりとちょっと気になる部分があるのは確かである。
けどやっぱり、身と内蔵とのハーモニーを味わえるのが秋の生サンマの魅力なんだよなー!
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