ニベリニアとは (ニベリン条虫)
スルメイカ、スケトウダラ、真ダラ でとくによく見られる。
米粒のようなものがあったら十中八九このニベリニアだろう。お尻の方がややクリーム色でツートンカラー。カツオでよくみられるテンタクラリアに似ているが、こちらは全身真っ白。
寄生しているときは、吻(フン)という固着器4本を使って強力に突き刺さっていて、生命力は強く、宿主が死んでもしばらくは生きている。
指で引っぺがし、置いてみると元気よく動き出すので見てみる。
吻(フン)をニョキニョキさせて伸縮して動く様子は、そう、
ナメクジやカタツムリっぽい!
ニョキッ!ニョキッ!
可愛くはない( ゚Д゚)
害はあるのか
ほぼ無害と言える。
人には寄生できずアニサキスのように噛みついたりなど有害性はなく、生きたまま食べてしまっても寄生されたり腹痛を起こすことはない。ただし、吻(フン)が喉に引っかかることが稀にあるらしい。
対策・除去
ピンセットや指で引っぺがすことができる。
スルメイカ、スケトウダラの寄生率は高く、鮮魚店でも加熱用などのぶつ切り程度では全て取り除いたりはできないのが実際のところ。
どうしても一匹残らず駆逐してやるのであれば、皮を引いて、ゲソ、身、膜と隅々まで確認すれば不可能ではない!
ゴルァ━Fuck凸(゚Д゚メ)you━!!!!!
加熱、冷凍で死滅する。
まとめ
このニベリニアもアニサキス同様、生命力が強く生きたまま消費者に届くタイプなので驚かれたり、「クレームいれなくちゃ」と思われる人もいるでしょうが、普通にいるものだし無害なやつなので冷静でいたいところ。
それに、ほとんどの人が既に知らずに食べている。
気持悪がらずに、ただ宿主と共に我々の血肉となっていくニベリニアにむしろ感謝してもいいのかもしれない…
(*´・д・)えー
コメント